みなさま、
「アクタージュ act-age」という漫画をご存知でしょうか?
現在、集英社の週刊少年ジャンプで連載中の漫画です。
原作・原案が、マツキタツヤ先生。
作画が、宇佐崎しろ先生。
とても面白い漫画で、今現在11巻まで刊行しており、(2020年5月時点)
すでに累計発行部数は200万部を突破しております!!
(2019年12月時点での情報。今はもっと刷ってると思います!)
あらすじは、下記の通りです。
役者志望の女子高生「夜凪 景(よなぎ けい)」は
プロダクション『スターズ』のオーディションを受けるが、不合格となる。
しかし、その選考にかかわっていた映画監督「黒山 墨字(くろやま すみじ)」と出会い、
黒山の率いる『スタジオ大黒天』に所属し、役者をめざし成長していく姿を描く。引用:Wikipedia
個人的に週刊少年ジャンプは小学生の頃から読んでおり、
ここ最近で、一番好きな漫画と言ってもいいかもしれません。
(個人的な見解です笑)
累計200万部を売り上げるほどの面白さを持つこの漫画を、
ラノベ作家であるshiryuが作家目線で、徹底解説&レビューをしていきたいと思います!!
ぜひ最後までご覧ください!!
目次
「アクタージュ act-age」、徹底解説&レビュー!!
主人公のキャラ設定が独創的すぎる!!
主人公は、女子高生の夜凪景。
まず週刊少年ジャンプで、女子高生が主人公というのはあまりないのではないでしょうか?
しかもこの女子高生の夜凪景が、とても独特なキャラクター設定をしています!
まず前提として、この物語は
主人公の夜凪景が、役者として成長、有名になっていくという物語です。
やはり役者を目指すためには容姿以外にも、「演技の上手さ」がとても必要です。
その「演技の上手さ」が、夜凪景は他のキャラよりも異常に上手いのです!
ここで重要なのは、「上手い」だけではなく、「異常」に上手いという点です。
演技をする時に、「役に入り込む」と素人の自分達でもよく聞くと思います。
夜凪景も役に入り込んで演技をするのですが、その入り込み方が異常なのです。
例えば、作中の第一話であったのは、
「目の前に野犬がいる。その野犬は獰猛で、腹を空かせている」という設定の元、即興での無言劇をすることになりました。
瞬間、夜凪景はすぐに臨戦態勢に入ります。
その様は他の人が旗から見ていても、「まるですぐそこに野犬がいるかのよう」に、立ち回り、演技するのです。
そして野犬に立ち向かい、側にいた弟と妹を守るために野犬を倒します。
演技が終わると、夜凪は一言。
「あ、そっか、これ…芝居か」
役に没入しする演技なのですが、現実でも実際に役者の中でこのような演技をする人はいます。
この演技方法を、「メソッド演技」というらしいです。
「役柄を演じるために、自分の過去を追体験する演技法」ということらしいです。
しかし「メソッド演技」は役に入り込みすぎると、
自分以外の誰かになる。つまり、戻って来れなくなる可能性があるということなのです。
上記の即興演劇の例のように、入り込みすぎて戻って来れなくなるということがあります。
実際に作中では夜凪景が、悲しみの演技をしてから、
その時の感情が残ってしまい、何の意図もなく涙を流すという描写があります。
夜凪景はメソッド演技が異常に上手い。
夜凪景は天才でもあり、だけどその才能が身を滅ぼす原因にもなり得る。
その設定などを、うまく使いこなす物語の構成力。
ここがとても素晴らしいと思いました。
他の漫画にはない、演技でのバトル!!
普通バトルと言えば、やはり拳と拳。他には刀と刀。
それらで戦い合うのがバトル漫画というものだと思いますが、
アクタージュは演技で戦います。
ライバルキャラも、もちろん夜凪景と同じく役者です。
他の漫画にはない、演技バトル。
これが読んでいて、とても惹かれる熱いものとなっています!
夜凪景は「メソッド演技」の天才だけど、まだ役者としていろんな弱点が残っています。
それらを克服しながら、ライバルキャラと一緒に演技をして戦い合う……という構成です。
「天使」と呼ばれるくらいの美少女で、演技も天才的。その天使に、夜凪景が挑む――!
その過程や結果がとても面白いです!!
ぜひ読んでもらいたい!!
構成力がとても素晴らしく、他の漫画とは全く違うオリジナリティとなっていて、
とても面白いです!
邪道なストーリーだけど、王道展開!
邪道、と言いましたが、悪いわけではなく、オリジナリティが溢れている、という意味です。
週刊少年ジャンプで、役者を題材にしたストーリーは珍しく、今までにほとんどなかったのではないのでしょうか。
しかしそんな珍しいストーリーなのに、すでに200万部以上も売れています。
物珍しさから読まれない、というわけではなく、逆に読まれて売れた、という感じですね。
その読まれた要因が、王道展開だからだと思います。
キャラやストーリーがオリジナリティ溢れていますが、
展開的にはとても王道的な、読みやすい展開となっています。
↓
ライバルキャラが登場し、そのキャラと演技バトルをする。
↓
勝負がつき(撮影が終わり)、次の舞台へと話が始まり、新しいキャラも登場する。
簡単に言うと、上記のような展開ですね。
ストーリーやキャラが奇抜でオリジナリティがあっても、
漫画の展開が奇抜すぎては読者がついてこれません。
ストーリーとキャラがオリジナリティ溢れ、王道展開で面白い!
シンプルですが、とても最高な組み合わせだと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると、
キャラの面白さ、凄さがとても際立っていてすごい!
・他の漫画にはない、演技バトル!
ストーリーがとてもオリジナリティがあり、他の漫画と比べて頭一つ抜けている!
・邪道なストーリーだけど、王道展開!
ストーリーとキャラは独創的で、王道展開はとても良い組み合わせ!
ということです。
「アクタージュ act-age」の面白さ、凄さを作家目線でお伝え出来ていたら幸いです。
とても面白いので、よかったら漫画を買ってお読みください!