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竈門炭治郎

もしも炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その10

前話はこちらです。       「久しぶりだね、二人とも」   太陽が輝く日の昼間。 夏なのに少し風が涼しい日である。   無一郎、そして五体満足で生き残った有一郎。 そんな二人は今、日柱の屋敷に来ていた。   ◇ ◇ ◇   なんとか一命を取り留めた兄さんだが、鬼に襲われてから1週間ほど目が覚めなかった。 蝶屋敷でその間、僕は […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その9

  前話はこちらです。           炭治郎が柱になってから、数ヶ月ほど経った。   お館様から屋敷をいただいて、家族みんなで暮らしている。   蝶屋敷に近いので、いつも炭治郎の家族は蝶屋敷のお手伝いをしていた。   そして炭治郎も、昼間の時はよく一緒に手伝いをする。 蝶屋敷は女手ばかりで、少しでも男手 […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その8

  前話はこちらです。       炭治郎が参加した柱合会議から数日間、炭治郎は蝶屋敷でお世話になった。   一度家に帰り、炭治郎の家族は全員蝶屋敷に連れて来たのだ。   お館様から、   『あの山奥の家では、何かと連絡を取るのにも不自由だと思う。炭治郎の家族が住めるような屋敷を用意するから、それまで蝶屋敷に住んでもらえないかな […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その7

前作はこちらです。             炭治郎は、初めての経験だった。   これほど強い人達に会うことも。 その人達から――溢れんばかりの敵意を向けられることも。   特に強いのは、身体中に傷をつけて自分の目の前で血を流している男。 それに白い蛇を首に巻いている、口を包帯で隠している男。   その二人から […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その6

前作はこちらです。           その日、柱の者達に鎹鴉から衝撃の情報が伝えられた。   『上弦の弐――討伐』   100年以上も討伐されてこなかった、上弦の鬼。   それを討伐しただけでも凄いが、まさかの序列が弐。 つまり鬼舞辻無惨を除いて、鬼の中で2番目に強い鬼ということだ。   混乱を防ぐために、 […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その5

前作はこちらです。   ――――――――――――――       胡蝶カナエ、冨岡義勇が、太陽を克服した鬼の竈門炭治郎と遭遇してから、数日が経った。   その間、胡蝶カナエはお館様に連絡を取り、すぐに柱合会議が開かれることとなった。   カナエと義勇だけが炭治郎のことを知っているが、他の柱には伝えないようにとお館様は言った。   […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その4

  前作は、こちらです。         その後、炭治郎はカナエから説明を受けた。   鬼は、ほとんど不死身であること。 生きている限り、どれだけ身体が欠損しようと再生する。   普通の人間よりも、身体能力が上がっていること。   それに対抗するため、鬼殺隊は独自の呼吸というものを使って、身体能力を上げて対抗している。 […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その3

  その2は、下記です。         義勇は、その場で鬼の炭治郎と妹の禰豆子の話を聞いた。   炭治郎は鼻がとても効くらしく、突如家に来た男が人間とは違う匂いで、なおかつ人を何千人も殺しているような匂いがした。   それで家族を家の中で待機させたまま、炭治郎は一人でその男に立ち向かった。   斧で首を落としたにもか […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら その2

その1は、下記です。             『炭治郎……』   夢を見ていた。   死んだはずの父さんが、真っ暗な空間の中にぽつんと立っている。   いや、よく見れば、足元があたたかな炎で揺らめている。   『すまない、お前には……茨の道を、進ませてしまう』   とても悲しそうな、後悔し […]

もし炭治郎が、日の呼吸の適性が最適最強だったら

    「いいかい、炭治郎……呼吸だ。息を整えて――ヒ・ノ・カ・ミ・様・になりきるんだ」    父さんがそう言っていたのを、覚えている。   「息の仕方があるんだよ。どれだけ動いても、疲れない息の仕方」    父さんは身体が弱いのに、なぜヒノカミ神楽を踊れるのか聞いた時。    そう答えたのを、覚えている。   「炭治郎。この神 […]