・書き出しがイマイチで、続きが書けない……。
自分はラノベ作家で、4シリーズの小説を書籍化しています。
その中で培った技術を、お伝えしていきたいと思います。
この記事で、小説の書き出しをしっかりと学びましょう!
目次
小説の書き出しが書けない理由は?
小説の書き出しというのは、難しいです。
書き出しが書けなくて、
「ダメだ、小説が書けない……」と落ち込んで、
小説が書けなくなる人もいらっしゃると思います。
まず「書き出しが書けない……」となる理由を明確にしましょう。
・「これでいいのか?もっと良い書き出しがあるんじゃないか?」と悩んでしまう。
・「書き出しは書けたけど、その続きが全然思いつかない…」と悩んでしまう。
上記のような理由の他にもあると思います。
まずは自分が「書き出しを書けない」となってる理由を見つけましょう。
・「これでいいのか?もっと良い書き出しがあるんじゃないか?」
→書き出しに正解はない!納得出来なくても、書くしかない!
・「書き出しは書けたけど、その続きが全然思いつかない…」
→書き出しが理由じゃない!もう一度プロットを見直してみよう!
このような解決策があります
プロットの書き方は前に記事にしたので、
ぜひ下の記事をご覧ください。
「書き出し」を書くときのコツ
ではここからは、「書き出し」を書くときのコツをお伝えします。
印象的な場面、衝撃的な場面を書き出しにする!
これはとても重要で、どんな作品もこれをしているといっても過言ではありません。
特に「小説家になろう」などのWeb小説では、「書き出し」はとても重要です。
いろんな作品がある中、あなたの作品を読もうとしてくれた方に「書き出し」でもっと惹きつけなければいけません。
そんな中、淡々と日常的なことが描かれていたら、つまらなくて、すぐに読者が離れてしまうかもしれません。
なので「書き出し」は、とても印象的で、衝撃的な場面を用意する、というのは大事です。
例えば自分の作品で言うと、
「願いを叶えてもらおうと悪魔を召喚したけど、可愛かったので結婚を願いました」
ですと、
書き出し、つまり1話目で、
「強くなるために悪魔を召喚して、結婚を願う」
という場面を書いて、読者に興味を持っていただけるような書き出しにしました。
参考に1話だけでも読んでもらえると、わかりやすいかもしれません。
「書き出し」で読者が離れていってしまっては、どれだけ続きが面白くても読んでもらえません。
まずは「書き出し」で、読者に興味、好奇心を持っていただきましょう!
実際、書き出しのコツは、この一つだけです。
とても簡単ですが、奥が深く、重要なものです。
色々と試していきましょう。
次に、「書き出し」でやってはいけないことを見ていきましょう。
「書き出し」で絶対にやってはいけないこと!
平穏で、日常的なことを淡々と続けるな!
これは先程の「書き出し」のコツとは真逆のことですね。
読者は刺激を求めてあなたの作品を読んでいるのに、
淡々と日常的なものを続けてしまっては、とてもつまらないです。
特に異世界ファンタジー系を書きたい人は、やめておきましょう。
例えば、
俺は目を覚ました。
布団から出て、伸びをする。目を擦り、欠伸をしながら自室から出る。
「おはよう」
キッチンで朝ご飯を作っている母親にそう言って、テーブルに座る。
しばらく待つと、母親が俺の前に朝食を並べた。
「いただきます」
いつも通りの朝食、食パンに目玉焼き、そしてサラダ。
それらを工場で行う作業のように、口に放り込んでいく。
先程も言いましたが、「書き出し」で読者に興味を、好奇心を持ってもらわないといけません。
なので日常的なことを淡々と書いても、興味は持ってもらえず、読者は離れていってしまいます。
「書き出し」は、衝撃的な場面、印象的な場面を書きましょう!
世界観の設定を淡々と並べるな!
これは特に、異世界ファンタジーを書こうとすると、やってしまう可能性は高いです。
聞いた話ですが、
ある小説のコンテストで、一つの作品がこのような失敗パターンの「書き出し」をしていたようです。
「書き出し」から3ページぐらい、
延々とその作者が作ったであろう神の名前や星の名前、世界の名前を書き続けていた……らしいです。
上記の例は極端なパターンですが、時々そういう作品はあります。
世界観の設定を作り込んだ人がやってしまうかもしれませんね。
作り込んだからこそ、序盤で世界観の設定をめちゃくちゃ説明してしまう……という失敗です。
世界観の設定は、ちょこちょこ出していくのが一番です。
最初の方で一気に出されても、読者は置いてかれてしまいますし、「つまらない」と思われてしまいます。
なので、
「世界観の設定を序盤に淡々と並べていく」というのは、絶対にやめましょう!
「書き出し」よりも大事なものは、タイトルとあらすじ!
いかがでしたでしょうか?
「書き出し」のコツ、「書き出し」でやってはいけないことを、学べたでしょうか?
「書き出し」を面白くすることは、小説においてとても大事です!
しかし「書き出し」よりももっと重要視するべきなのは、
「タイトル」と「あらすじ」です!
「タイトル」と「あらすじ」が面白くないと、
まず「書き出し」を読んでもらえません!
「タイトル」と「あらすじ」で読者を惹きつける、興味を持っていただかないといけません!
「タイトル」と「あらすじ」を書くコツについては、下記の記事で説明しています。
ぜひご覧ください!
ライトノベル作家のshiryuです。この記事では小説家になろうでランキング入りするための、タイトルとあらすじの書き方を説…